漢字を書けないことで、悩んできた
私はディスグラフィアがあり、漢字を自分で書くことができません。
そのことで、就職に悩んだことがあります。文字を書けないことを理由に、いじめを受けた経験もあります。書くことの難しさは、仕事や人との関わりにも影響していました。
仕事中は、電子辞書を持ち歩いていた
以前は、仕事中に電子辞書を持ち歩いていました。職場ではスマートフォンや携帯電話を取り出すことが禁止されていたため、漢字を確認するには電子辞書が必要だったのです。書かなければならない場面では、辞書で文字を調べ、見本を見ながら書き写していました。
今は、パソコンを使う仕事をしています。私の場合、ディスグラフィアによる仕事上の悩みは、ほとんどなくなりました。スマートフォンが普及し、漢字をその場で調べたり、画面を見ながら書いたりすることも、以前より受け入れられるようになったと感じています。
生活が変わるとき、手書きはまだ必要になる
それでも、手書きが必要な場面は残っています。
引っ越しや就職など、生活が変わるときには、何枚もの書類に記入することがあります。氏名、住所、本籍、家族の名前や生年月日。普段はパソコンで仕事ができていても、こうした場面では、また「書くこと」の難しさに向き合うことになります。
そのために作ったのが、「かきうつし」です。
よく書く情報をあらかじめ保存しておき、必要なときに開く。文字を大きく表示し、一文字ずつ、自分のペースで確かめながら書き写す。以前、私が電子辞書で一つひとつ調べていたような場面を、少しでも楽にしたいと考えました。

図の内容をテキストで読む
- 以前の仕事
- 携帯電話を使えず。電子辞書で確認。
- 現在の仕事
- パソコンの仕事へ。仕事の悩みが減る。
- 残った困りごと
- 引っ越し・就職で。手書きが必要。
電子辞書を持ち歩いた私が、手元のお手本を作るまで。必要な文字を手元で確かめる「かきうつし」へ。
同じように、文字を書くことに悩んでいる方へ
このアプリには、私自身が「こんな道具があったら助かった」と思う機能を込めています。
同じように、文字を書くことに悩んでいる方へ。書類を前に困ったとき、必要な文字を確かめたいときに、「かきうつし」を役立ててもらえたらうれしいです。
自分に合う道具を使いながら、自分のペースで。そのための選択肢の一つになれたらと願っています。